夫婦で営む小さなバーの厨房から見える悲喜こもごも・・・


by delicayumama

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怪しい人

昨日は一組予約もあって久しぶりにちょっと忙しかった。
周年の葉書も届いているので、来週来られないからと来て下さる方もいる。

早い時間から遅い時間まで入れ替わり賑やかに最期のお客さんが帰ったのは午後11時半過ぎだった。
それぞれがあらかたを片付けて残り物でお疲れビールを飲んでいた12時過ぎ。
私達はカウンターの真ん中へんで食事をする。
マスターが何かの用でカウンターに入ろうと入り口付近を通った時に、ガラスの扉の向こうに人影があったらしい。
私の席からは見えないので、これは後から聞いた話。

うちの扉をご存知の方はおわかりだろうが、中から外はよく見えるが外から中は見えにくい。
でもこうこうと灯りが点き人が動くのはわかるはず。
その人影は扉に引っ掛けてあるcloseの札を裏返し、なおかつ扉を開けようとした。
うちはお客さんが引けたら扉に鍵を掛ける。
人通りの少ない辺りだし物騒だからだ。

マスターは扉を開けて表に去って行こうとする後姿に声をかけた。
私はそれで何事かと気付いた。
「何か御用ですか?よろしいですか?」
その人は返事どころか振り返りもせず表通りを右に出た。
マスターがそういうなり出て行ったので、私は何事かと思い後を追った。

私からその人は一度も見えなかったけど、マスターは表で右方向に向かってまだ
「よろしいですか?」と言っている。
「ええ!!」とその人の苛立った声だけ聞こえた。

戻ってきたマスターに事の次第を聞いたわけだが、なるほど扉のcloseは裏返してwelcomeになっている。
そんないたずらをしただけでなく扉を開けようともした。

変な人かもしれないのになぜ追いかけるの?と聞くと、そんなつまらんことをして謝らせたかったと言う。
年の頃なら六十過ぎ、酔っ払ってるとはいえ何をしようとしたのか。
扉がもし開いたらどうするつもりか、そんなヤツのことを考えても仕方ないが腹が立つ。

やっぱり鍵はかけとかないと…なんて話して片付けて店を出た。
私はいつものように自転車置き場へ。
マスターがちょっと遅いなあと思い自転車置き場で待っていると表から遠回りしてやってきた。

「わかった。○○のお客さんや。」
そいつがうちと同じビルの西側のテナントの一軒から出て来て車に乗り込んだらしい。
もちろん向こうは気づくはずもない。
うちから逃げた方向にある店だ。
店を間違えたとは言わせない。
ご丁寧にcloseの札を裏返す意味がないからだ。

もうすぐまる16年。
いろんな事に慣れっこになってルーズになってはいけないと気を引き締めなければ。
下の写真は昼間に中から写したもの。
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by delicayumama | 2012-08-31 16:00 | Invité(お客様)

知らない人

夕べ遅くに来られたお客さん。
始めてなのに知ってるように勢いよく入って来て、当たり前のようにカウンターの一番奥に座った。

最初見たとき、昔のお客さんに似てたので一瞬そうかと思ったけど、すぐに違うとわかった。

「えっと、ブラッディマリー。
じゃなくレッドアイをください。」
ビールにトマトジュースが入ったもの。
タバコ一本吸う間に一杯を飲み干して700円払って帰って行った。
立ち飲みより早い。

16年近くも商売をしていると変わったお客さんも何人かいたけど、最速だと思う。
カウンターで一人座っていた人も呆気に取られていた。
トイレを借りたかった訳でもなく、店を間違えたか、どうしても一杯飲みたかったか?
いろんな人いますなあ。
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今日は写真がないので、今のゴイチさん(笑)
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by delicayumama | 2012-08-30 17:36 | Invité(お客様)

何かが起こる閏年

今年はうちのお客さんにたくさん異変が起きています。
ことに独身軍団には目まぐるしいものがあります。

彼らに起こる異変と言えば、もちろん女性問題ですが。
それぞれに個性的な奴等ですが、対女性もみごとに違う方法でアプローチしているようです。
猛スピードで行く人、マイペースでゆっくり行く人、巧に二股かける人。

まあ好きにしたらよろしいので、相談を持ち掛けられなければ、私から口を出すことではありません。
ましてや火の粉が降りかからないなら問題無しです。

二股かけてる人にだけは忠告しました。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
本人はそうやなあと返事しましたが、その軽さからしてちっとも聞いてないと判断しました。

自分の時はいったいどうだったか?
そんな昔のことは覚えちゃいないのです。

久しぶりに猛暑日じゃなかった大阪。
雨が降りそうで降らないので蒸し暑いです。
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店に来る途中のマンションの植え込み。
この季節によく見る花、涼しげです。
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by delicayumama | 2012-08-29 17:57 | Invité(お客様)

結婚、転勤、老衰

来週月曜日からの周年のお知らせがそろそろお客さんの元に届く頃。

昨年単身赴任された方の送付先がわからないので携帯にメールでお知らせした。
ほどなくお返事いただいて、来週は大阪の予定がないので難しいと。
それは仕方ないと思ってたら、夜遅くにその方ご来店。

なんや、今日大阪にいらしたんですか!
フェイントかけましたね?

お久しぶりなのでいろいろお話していたら、うちの店で一番背の高いYさんが転勤だと言う。
もともと関西の方だが関東に転勤になった時には子供さんがまだ小さかった。
その後また関西に転勤になったけど子供さんの学校があって単身赴任となった。

今どき珍しくお家が大好きな方で毎週関東に帰るほどだったので、今回の転勤はご自宅に帰ることだし、さぞ喜んでおられることだろう。
そんなに頻発に来られる方ではないけど(失礼m(_ _)m)近くにいなくなると思うと、やはりお客さんが減るということになってしまう。

結婚、転勤、老衰。
お客さんが減る三大要素?
それは仕方のないこととして増える要素はどこにある?
上の反対語なら、離婚、逆転勤、若返り。
まあ、あるようでないことです。

今日のFacebookから。
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食べてみたい。
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by delicayumama | 2012-08-28 17:05 | Invité(お客様)

デリカシー

またもや、ヒマな週明けです。
ブログネタが拾えずお休みしようかと思っていました。
仕方ないので、今いらっしゃるお客さんの話でも…

いつも新地の出勤前の女の子と来る人が今日は珍しく同年代の男性と二人で来られています。
いつもたくさんの料理を注文してくれて、今日も八品くらい召し上がったでしょうか。
しばらくばたばたしましたが、他にお客さんいないので私の手も空きました。

どう言えばいいかしら。
悪い人ではないかも知れない。
よく食べる大きな声の人に悪人はいないとか言いましたっけ?
今日はお連れの方と仕事絡みの話をしておられますが、女の子の時は下ネタが多いです。
他に誰もいない時は私も黙っていますが、いる時は私も注意します。
小さい声でコソっと言うならまだしも、大きな声でそれもひどい下ネタです。

注意すると簡単に謝ります。
だからまた簡単に喋ります。
懲りない人です。
て言うか直らんでしょうね。

なかなか百点満点の人はいません。
でも五十点でもまんべんない人っていないのでしょうか?
この方、出したお料理はほんとに綺麗に食べてくださるのです。
いつもありがとう。美味しかったです。また来ますって言って帰っていかれるのです。
いい人っぽいでしょう?
なのに、なのに!です。

でも先ほど帰られました。
たくさん食べたので、これからカラオケでカロリー消費しに行くそうです。
幸せな人です。

店の近所の野良猫が増えています。
シャムっぽいこの子は人懐っこいとマスターは言いますが、私にはこの態度です。
明らかにガンつけしてます。
可愛くないっ!!
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by delicayumama | 2012-08-27 19:46 | Invité(お客様)

暑くて静かな日曜日

下の階が全面改装中で先週から毎日大きな音がする。
築15年で全面改装とは豪勢なこった。
昨日はキッチンでも取り外していたのかものすごい音がしていた。
うちの床まではがさんようにお願いしたいものだ。
今日は日曜だから静かでいいけど、これでフキン一枚ではちょっと足りなくないか(笑

人の気持ちというのは一度すれ違うとなかなか修復はできない。
こちらの思い過ごしと取れるのも期間も深さも限度がある。
一生のうちにそんなにたくさんの人とは知り合いになれないと私は思っているが
その中でも損得抜きで・・とか無償の愛・・みたいなことを思える相手って
何人くらいめぐり合えるのだろう?
親子でもそんな透明な関係を一生保ってはいられないと思う。

私の場合はどうも思い入れが強いようで何度も痛い目に合っては
もうやめようと思うのだが、この年になっても学習できてないようだ。

30過ぎに人生で大きな転機があったとき
実印を作るときにその印鑑屋さんが四柱推命だったかで名前を占ってくれた。
商売を始めるときだったので藁をもつかみたかったのかもしれない。
その人いわく。商売はそこそこ上手くいくが飼い犬に手を噛まれることが多いらしい。
それから人付き合いで悩むたびにその言葉を思い出す。

飼い犬というくらいだから商売で言うなら従業員のことだろうけど
今の店では人を雇ってはいない。
それくらい可愛がってる人って意味だろうか。
よしよしと撫でているうちにがぶっと噛まれる。
痛くって痛くって気を失いそうになるけど
その立ち直り方だけは少し心得てきたつもり・・だがしんどい。

暑い夕方・・ほんとに秋は来るのだろうか・・。

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by delicayumama | 2012-08-26 16:33 | Dimanche(日曜日)

好みの不一致

僕はね、給料日にね、お父さん一ヶ月お疲れ様、ありがとうって感じでね、僕のおかずが一品多いとかね、いつもよりちょっと高いお刺身が出てくるとかね、そういう一昔前の食卓に憧れるわけですよ。

ふふ〜ん。
それはわからんでもないね。
お父さんだけ一品多くなくても、今日はお給料日だからこれ奮発したわよ、みたいなことあってもいいよね。

あ、あの…「今日のまかない」に出てくるきゅうりのお漬物、あれいいですねえ、あれ食べたいです。あります?

ありますよ。
夕方に切った残りですけど。

うちねえ、嫁が漬物だめで買ってくれないんですよ。

一緒に買い物に行った時に自分で食べたいお漬物買ってかごに入れればいいじゃない。
自分が夜食べたいからって。
奥さんがまな板に臭いが移るの嫌なら最初から切ってあるの買えばいいし。

それがね、冷蔵庫に入れるのもクサイから嫌だって言うんですよ。
わさび漬けも福神漬けも漬けと名のつくもの全部ダメなんです。

それはまた辛い話だねえ。
家族のために一生懸命働いているのに漬物一つ買ってくれないなんて。
そんなお家ほかにもあるみたいよ。
その人はコンビニで漬物買って家に帰る車の中で食べるんだって。
なんか可哀想なお父さん多いねえ。

誰にでも好みはあるけど、これを見るのも触るのもそばにあるのも嫌と言われると悲しいなあ。
せっかく日本に生まれて各地にいろんな美味しいお漬物あるのに食べられないのも悲しい。

お盆に宮崎に帰ってきました。
これお土産です。
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あらあ、ありがとう!
頑張れ!お父さん!
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by delicayumama | 2012-08-25 12:34 | Invité(お客様)

よっしゃ!!

そんな訳でストレス発散に行ってきました。
あ、本日二本目です。

昨日、ベルメゾンのお店からメルマガが来ていました。
夏物値下げとサンダル半額です。

前にも書きましたが(8月11日)ここの店の通常の販売価格はカタログ定価の三分の一。
その半額と言われたらたいていの人は行くでしょう。
今、私が履いてるサンダルも全部ここで買ったもの、すべて千円代です。
今、三足を履き回していますが、そろそろ一足が寿命のようで、この前から欲しいなあと思っていました。

お昼前に行ったのに近所のOLさんでいっぱい。
サンダルのコーナーに私のサイズ、22.5がありません。
ああ遅かったかあ…とあきらめて帰ろうと思いましたが、もう一度と見ると私のサイズが二つ並べて置いてある。

よく見ると一人で何足もカゴに入れてから座って試し履きをしている人が数人います。
そんな人が棚に戻したものでしょう。
履いてみればなかなか可愛い。
両方とも靴底が木でできています。
オシャレな言い方が思い付きませんが、洋風の下駄?(笑)

二足とも定価は6990円。売価は2300円。
その半額ですから二足で2300円。
あまり悩まず買いました。
この安い買い物で今日一日くらいは気分が持ちそうです。
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by delicayumama | 2012-08-24 14:18 | Moi(私)

あわわ!

昨日のまぼろしの日記にお付き合いくださった方、ありがとうございました。
最初から削除するのでコメントはお断りしていたにも関わらずお二人のあたたかいコメントいただきましたが、予定どおり昨日のうちに削除しました。

昨日も遅い時間まで誰も来ない夜でした。
すうぱあまんさんにはすでに今週月曜日にお世話になっているので週に二回もはお願いするわけにはいきません。

あれからマスターと溜息の競争をしながら過ごしていましたが、もう一人店から近い方を思い出しました。
9時前、時間的には難しいですがダメもとでメールをしてみました。
「このあたりにいてはりますか?」

なかなかお返事がありません。
もう家に帰られたかどこかで飲んでおられるか?
はあ、仕方ない、今日はもうなかったことにしよう。
11時になったらさっさと閉めて家に帰りビールを飲もうと腹を決めた10時20分、その方からメールあり。
「居りますので行きます」
ああ〜良かったあ!
今日はボウズにならずに済んだ。
その方が神様のように見えるのは言うまでもありません。

何度も書きますが、この夏は不思議なことがいろいろあります。
店のお客さんはまた減りました。
理由のわかる人、わからない人。
みんなそれぞれの場所で生きていかなければいけないのですから、それは仕方ないことです。
来るものは拒めず、去るものは追えず
うちのような商売をしているとプライベートと店とを区別はできません。
そこが難しいところです。
これはいつまでたっても勉強できません。
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by delicayumama | 2012-08-24 09:38 | Invité(お客様)

たなぼた

昨日に続いてFacebookのお話です。

私の友達はほとんど顔見知りの人です。
Facebookで繋がることを友達になると言います。
もともと知ってる人とあらためて友達になると言うのもおかしな言い方ですが、そこは郷にいればです。

Facebookの中で私の友達が写真や文章を投稿したり、友達が自分の友達の投稿にいいね!をすると私のホームにアップされます。
その人の友達の繋がりも自然とわかる訳です。

友達の投稿にコメントしていると、友達の友達と知り合いになります。
知り合いになったからと言って友達にならなくてもいいのですが、社交的な人はあちらから友達リクエストを送って来られます。
信頼している友達の友達ですから当然リクエストを承認します。

そんな風に友達になった人からスダチが届きました。
その人は先日ある友達にも送ってあげてたのですが、そこからお裾分けをいただいたのでFacebookの中で私がお礼を言ったからかも知れません。
お礼が催促になったようですが、スダチは大好きなので嬉しいことです。
残暑の楽しみができました。
立派なスダチでしょ。
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by delicayumama | 2012-08-23 17:07 | Moi(私)