夫婦で営む小さなバーの厨房から見える悲喜こもごも・・・


by delicayumama

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準備万端

雨が降りそうで降らないので一日蒸し暑い。
日本海側ばかりに豪雨が集中して、またうどん県は見過ごされたようだ。

来週は17周年記念の催しをする。
曜日まわりが17年前と同じでオープンしたのは9月2日の月曜日だった。
8月末までサラリーマンだったオットは17年前の今日はまだ仕事をしていた。
月末の集計作業があったので店に出ていたのだ。

店舗を決めてからオープンまでは瞬く間だった。
必要な時にはオットに来てもらったが、細々な買い物や雑用はほとんど私一人でやった。
暑い中自転車で走り回ったので私はシミだらけになった。
今思い出してもよく動けたと思う。
同時にもうあんなに動けないとも思う。

オープンの時のことは思い出せるが17年ともなると一年単位で何かを思い出すことは難しい。
店を移転した時とか大きな出来事でもなければ思い出せない。
17年ってやっぱり長い。
そして私達もお客さんも年をとった。

周年記念には本当は常連さんだけをお招きして日頃のご愛顧を感謝する催しをしたい。
でも実際は販促の一つだから、しばらく来られてない方にも葉書を出して店を思い出してもらい、先の売り上げに繋げなければいけない。
ただ昔みたいに花が並ぶような派手な周年記念にはもうならない。
そんな時代ではなくなったんだと思う。

小さい店なので、わざわざお越しいた方が万が一席がないのでは申し訳ないので、葉書にはなるべくご予約くださいと書いてある。
この週末あたりは予約の電話がいくつか入ったものだが、今年は入らない。
今のところ三件、そのうちニ件は金曜日。
昨年のカレンダーを見ても倍の予約があった。
先に繋がる明るいものが見えないが、それでもやるしかない。

毎年変わりばえのしない案内葉書だが、今年はマスターが少し考えた。
でも気付いて指摘してくださった方はただ一人。
これもちょっと寂しいらしい。
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by delicayumama | 2013-08-31 17:57 | Invité(お客様)

週末の夕方

いつものように二人並んでまかないを食べていて、いつかこんなことも思い出になるんだろうかと思った。

隣りのマンション工事が今日はまたうるさい音で地響きもしている。
そのうちに瀟洒なマンションが出来上がり、今日のことも忘れてしまう。

いつかの寝違えは気が付いたらすっかり治っていた。
何気なく両手をうーんと上げて背中を伸ばしても痛くなく、腕も真っ直ぐに伸びる。

数年前に左腕や肩が痛くて伸びないことがあったが、それも知らぬ間に治ってる。
若い時には当たり前だったことがいつしか当たり前でなくなって、そしてまた痛くなくなると嬉しい。
でも身体が痛みを覚えていて無鉄砲には動かせない。
そんな年齢になってしまった。

昨日もひまだった。
ブログのネタが拾えない。
来週は周年記念なのに、こんなんで大丈夫なんだろうか。

今日のまかない
蓮根の天ぷらが食べたかったので。
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by delicayumama | 2013-08-30 16:43 | Moi(私)

美人DAY

ダサいタイトル…
提案者はすうぱあまんさん。
田舎の土曜デーとか昔のボウリング場のレディースデーとかを思い出す。

不思議な日があるものだ。
昨日はアライさんが三組続いた。

一組目はカップル。
扉を開けて先に女性が「ここってバーですか?飲むだけでもいいですか?」って聞いた。
マスターがどうぞと言い二人は入り口に近い席に座った。
女性はどう見ても水商売にお勤めで男性はお客さんかと思ったが、会話の内容から女性の上司のような感じだった。
女性が昼間に働いている会社かもしれない。
二人とも感じの悪いタイプではなかった。

二組目は一人の女性。
一見しただけで個性的とわかった。
始めて来た店でカウンターの真ん中を陣取るのも私には不思議に思える。
ウイスキーをロックで飲み、煙草にはオイルライターで火を着けて吸った。
着ているものは地味だった。

一人なのでマスターがお酒の話や自分の話をしている。
そのうちに誰かからの紹介とか彼女が言い、その名前はうちのお客さんにいないとかの話になった。
彼女は隣りの店と間違えて入って来たのだ。

そんなに長い時間ではなかったが二杯も飲まなければ間違いに気付かなかったことになる。
店の雰囲気なんかも聞いてるだろうに、今だに時々間違える人がいる。
二杯分1300円をカードで支払って隣りの店に行った。

そんな二組が帰ってしばらく誰もいなかった。
ふとガラスの扉の向こうに動く人影二つ。
外から中を伺ったり表に吊るしてあるメニューを見たりしている。
女性が扉に手を掛けた。
常連さんはご存知だが、うちの扉の取っ手は硬い。
中からマスターが扉を開けた。

カップルの男性が「ビール一杯だけとかでも構いませんか?」
マスターがまたどうぞと言う。
昨日はよく聞かれる日だった。
一番奥の席を案内した。

会社の同僚、もしくは女性の方が先輩かも知れない。
本を貸したり借りたりしているようだった。
三十分いたかいないか、ほんとにビール一杯ずつで帰っていった。
二人で千円なり。
どこかで食事をした様子でもなかったので喫茶店代わりに入ったのかも知れない。

うちの店はチャージというものがない。
その分、ちょい飲みちょい使いの人には都合が良い。
しかし店的にはチャージがあるとないでは当たり前だが売り上げが違う。
でもずっとこれでやって来て、ここまで売り上げも悪くなった今更にチャージなんて貰いにくい。

それにしても、こんなに入りにくい店の重い扉を押してくれたアライさん達、また来てくださいね〜

今日のまかない
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by delicayumama | 2013-08-29 16:02 | Invité(お客様)

ヘビスモ

タイトルって四文字が落ち着くと私は思う。

昨日はたった一人のお客さん。
たいていコンビで来る方だが相方さんは海外でバカンス中。

少々偏っているが話題は豊富。
ちゃんと会話も成り立つけど最大の難点はヘビースモーカーであること。

私は厨房でいる用もないが副流煙を吸いたくないので、お愛想程度の会話をしては厨房に引っ込む。

可哀想に逃げようのないマスターはカウンターの中で相槌を打っている。
一人で来て共通の会話を探すのにお客さんからよく聞かれること。
「マスターの趣味はなに?」
他人様に言うほど高尚な趣味なぞ私達にはない。

分解する、組み立てる、掃除する、修理する、計算する、集計する。
どれもちっとも面白くない金の掛からないことだ。
これを趣味って言うのかな。

マスターをツマミにしても面白くない。
「ママ、出て来てビールでも飲まん?」
煙草の煙が嫌なこと以外断る理由が見つからない。
いつまでも厨房に篭ってもいられないし売り上げのために出て行く。

ほらね、今消した煙草、また一本火をつけた。
その煙が私の顔を直撃してます…とは言わず、じっと我慢の三十分。
ひまな時は余計に煙草がしんどい。
帰ったあとはドアを開けて思いっきり換気する。
私達は長生きしない。

今日のまかないは都合によりラーメン
焼き豚は例の手作り
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by delicayumama | 2013-08-28 15:49 | Invité(お客様)

意思薄弱

最高気温が30℃に届かなかった昨日、ものすごく久しぶりに散歩に出掛けた。

夕方五時になってから店を出て大江橋を渡り淀屋橋へ向かう。
この時間はあきらかに逆方向の人が多い。
淀屋橋から梅田まで地下鉄では一駅だが、健康のためか交通費を浮かすためか梅田まで歩いているのだと思う。

それにしても五時ジャストに会社を出られる人の多いこと。
確かにこの辺りは裁判所や市役所もあり公務員も多いだろうが、人の流れを見るとそちら方向からではない。

人の流れに逆らって歩くのも難しいが、その逆、人の流れに乗って歩くのも結構難しい。
老若男女、携帯を見ながら歩く人も多いし、それぞれ歩幅も違うのに不思議と人の流れには一律の波があり、飛び入り参加の私には足がもつれそうな感じがする。

私はつい前や横を歩いている人に足並みを合わそうとする。
そうすると余計に波が崩れそうになり焦る。
でも波に乗って歩く人は周りを見ながら歩いてはいない。
携帯か自分の行く方向しか見ていない。

毎日歩いている人にはかなわない。
歩くこともままならない自分の運動不足を思い知る。
歩かなきゃ、歩かなきゃ…
でも今日も店を出る勇気がなかった。

今日のまかない
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お昼に撮ったリモコンヘリ
店の隣りのマンション工事で眺望写真を撮るらしい。
タケコプターを思い出した。
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by delicayumama | 2013-08-27 17:57 | Moi(私)

人間不信

昼過ぎに実家に電話してみた。

いないのかと思うほど待って母が出た。
雨はどうだったか?雨漏りはしてないか?
朝ふらつくのは治ったか?
今度はいつ病院?
明日は火曜市に行くか?

どことなく不機嫌そうな受け答えに聞こえた。
母が行くイオンの二階に「ゆうゆうワオンカード」を持ってる人が入れる喫茶店のようなスペースがあり、そのカードを持っているとお茶とお茶菓子が無料で出てくる。
先日母とイオンに行ったときにそんな場所があることを母は始めて知った。

家に良く遊びに来る同級生とそこで待ち合わせしたらいいよと私が言うと、母の声色がまた悪くなった。
先週その友達との約束を二回断ったので友達が怒っていると言うのだ。
一度は体調が悪かったのと一度は市役所へ行かなければいけなかったからだ。

その上に母が耳が遠いので話が通じないと言われたそうだ。
それはちょっと可哀想だなと思ったが、補聴器を使えと言っても使わないのだから仕方ない。

それからすぐに「私は今、人間不信に陥ってるから人とあまり話したくない!」と言って電話を切られた。
やれやれ、しばらく精神的に落ち着いていたのにまた不安定になってしまった。
お互いに八十になって喧嘩も人間不信もないだろうに、わがままな年寄りはどこまでいってもわがままなようだ。
しばらくほおっておくしかない。

今日のまかない
鯖の塩焼き
ひじきと厚揚げの炊いたん
たこと胡瓜のキムチ和え
茄子のぬか漬け
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by delicayumama | 2013-08-26 16:06 | Moi(私)

雨降って

大阪はいつから雨が降ってなかったのだろうか。
金曜日の夜から降り始めた雨は、土曜日は降ったり止んだり、日曜日の朝は土砂降りだった。
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梅田の繁華街では灌水した所もあって昔は海だったと言うだけあって土地が低いのだとよくわかる。

昼ごろには雨も上がり夕方には陽がさして綺麗な夕焼けも見えていた。
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こんなに狭い国なのに少しの距離でも雨が降ったり降ってなかったり、一箇所にまとまって降り過ぎて河が氾濫したり家が流されたり。
自然にはかなわない。
それでも気象はある程度予測できたりするのだから、一秒先に何が起こるかわからない人生よりはましのように思う。
そんなことを言ったら被害のあった所の人に叱られるかもしれないが。
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by delicayumama | 2013-08-25 22:30 | Dimanche(日曜日)

アライチャラオ

大阪は昨日から雨模様。
処暑に合わせたかのようだが、思うほどの雨量もなく涼しくも感じない。
それでも久しぶりに強い陽射しがない日中、日焼け予防の帽子も手袋もいらずなんと身軽なこと。


店にはいろんなセールスの電話がかかってくる。
気分の悪いのは早口でチャラい喋り方の男。
顔が見えなくたって風貌が想像できる。
茶髪に鼻ピアス、電話の向こうでボールペンくるくる回してるようなヤツ。
街角でジーパンをスネくらいまでずっこかしてお尻のポケットには似つかないブランドの長財布入れてるようなヤツ。
語尾を伸ばして喋るのは頭のわるそーなヤツに決まってる。

先日かかって来た電話はひどかった。
たいてい「オーナー様ですか?」なんて言うので私はめんどくさいからマスターに代わる。
私はオーナーじゃない。
青色事業専従者だ。
電話回線の代理店で一時期顧客獲得にしつこくかかって来てたが最近にはなかった。

声を聞くだけで生理的に拒否反応を起こす喋り方に、マスターもわざと慇懃無礼に対応する。
「これはセールスの電話ですか?それならうちは変えるつもりはないのでお断りします。」と言うと、そのまま一言も言わず電話を切ったらしい。
失礼にもほどがある。
またお願いしますも言えない。

最近うちの店には珍しい若い男の子のお客さんが来る。
平日はたいていサラリーマン姿が多い中で服装も目立つ。
Tシャツの上にチェックのシャツを羽織り短パン、ビーサンを履いてる。
細身の長身、顔も小さくジャニーズ系の甘いマスク。
そして大人を小馬鹿にしたような舌足らずのチャラい喋り方なのだ。
当然浮いてる。

昨日は二回目。
関東の方から会社の研修でやって来てウイークリーマンションに泊まってるらしい。
一度目は会社の同僚らしき男の子と、二度目の昨日は女の子と来た。
二回とも一杯ずつしか飲まない。
酒のこともよく知らなさそうだし強そうにも見えない。
チャージもつかないので喫茶店代わりに来てるような感じだ。

そのチャラい喋り方がどうもあの電話の声に思えて仕方ない。
マスターが小耳に挟んだところによると彼は電話の会社らしい。
いよいよ怪しく思えて耳を澄ましてしまう。

厨房に掛けてあるカレンダーには毎日誰が来たかをメモしてあるが、彼の名前は知らないのでチャラオと書いた。
マスターは伝票の名前を書く欄に何と書いたか聞いてみた。
アライチャラオ
新しいお客さんをアライさんと書くので彼は新人にしてフルネームがある訳だ。
さてあと何回来ることやら。

しかし今週のひまなこと。
そろそろ周年がやって来るのに今年は何人の方が来て下さるのだろう。
昨日の夜の店内と今日のまかない
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by delicayumama | 2013-08-24 16:19 | Invité(お客様)

温泉の効能

昨日も危うくボウズになるところだった。
すうぱあまんさんにお越し願い、そのすうぱあまんさんが店のドアを開ける時、後ろに一人立っていた。
しかし一人とは…


さて私の二の腕の木星の大赤斑はお盆休みに実家に帰る時はしっかり色濃く残っていた。
案の定、母は見るたびに湿布を貼れだの気をつけろだの言っていた。

大阪へ帰った翌日、オットが「あれ?薄くなったな」と言うので自分でも見てみたら、ほんとに嘘のように薄くなっていた。
温泉に入ったからかな?とオット。
母を連れて行った温泉では行った日と翌朝の二回入った。
その温泉の効能は知らないが今ではほとんどわからないほどになった。
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ブログを読んでくださる方へ
相変わらずコメントの少ないこのブログですが、自分では最近文章力に磨きがかかったと自負しております(笑)
一つ二つコメントが入っているからもう自分はしなくてもいいや、なんて思わずに、たまにはコメントして下さい。
私にはあなたの顔が見えません。
それが私の励みにもなります。
コメント常連さんは引き続きよろしくお願いします。
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by delicayumama | 2013-08-23 16:43 | Moi(私)

別れました

久しぶりに会ったので最近どう?と聞くと彼女はそう言って大粒の涙をこぼした。

まさかそんな報告に来たとは思わなかったので私とオットは顔を身合わした。
しばらく来てないのは結婚に向けての準備が忙しいものと思っていたし、二人で仲良くしているものだと思っていた。

いつ?と聞くとおとといと言う。
またどうして?
彼女のヤキモチが原因らしいが売り言葉に買い言葉で別れ話になったらしい。
それはメールや電話のやり取りなので最後にきちんと会って話をしようと彼女が言うと彼氏は仕事が忙しいと断ったようで、彼女はそんな気持ちの持って行き場にうちを選んだようだった。

それくらいの話をしているうちに彼女の携帯に彼氏から電話が入り、どこかで会う話になったらしく「戻ってきますから」と言い真っ赤な目をハンカチで抑えながら店を出て行った。

幸か不幸か午後八時を過ぎても客一人いない。
彼女は戻って来るだろうか?
そうでなければまた心配事が増える。
オットと二人であれこれ想像しながら小一時間過ぎた頃彼女は戻って来た。

どうなった?
「はい、今のままで行くそうです。」
今のままって?
「結婚するってことだと思います」
彼女の目には涙どころか嬉しさが見える。
いったいどういうこと?

また小一時間、私達と話をして彼女は帰っていった。
別にうちで紹介した彼女でも彼氏でもない。
それなのになぜか彼女は揉めると私にあれこれ相談してくる。

でも痴話喧嘩で結婚をやめるなんて話を持って来られても困る。
まだまだ波乱万丈ありそうな二人だ。
結局、昨日店に来たのは彼女一人。
お客さんではないので昨日はボウズだったのだ。
なんという日だ!

今日のまかない
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by delicayumama | 2013-08-22 16:10 | Invité(お客様)