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夫婦で営む小さなバーの厨房から見える悲喜こもごも・・・


by delicayumama

友情か愛情か、それが問題だ!

旅行のこぼれ話を少しずつしていこうと思いますが、今日はオトナのお話です。
なので未成年者と精神年齢の低いお子ちゃまはこれより先は読まないでくださいね。

お二人のフランスという募集タイトルなので基本二人一組です。
先日も書いたように母娘の二人連れも多かったですが、一番多いのは夫婦らしき男女です。
そして女同士。今回は男性二人というのはいませんでした。

ある二人…
いや別に詮索するわけではありませんが、団体行動なのでどこかで集合したりバスの乗り降りの度にグループのメンバーの顔は嫌でも見ることになるのです。

その二人を最初見た時には確かカップルと認識したように思います。
小柄な方はカールのロングで色白で明らかに女性です。
大柄な方はジーンズに青いジャンパーでざんばら髪で、失礼ながらいかついお顔でノーメイクなので。
ただ不思議と下に着ているシャツだけは、どこで売ってんの?と聞きたくなるほど赤い派手な柄物でした。

あるところのトイレ休憩でみんな一斉にバスを降りトイレに向かいました。
どこでもそうですが女性のトイレはいつも長い列ができます。
ところがその列に大柄な人が並んでいるのです。
一瞬?と思ったけど、ああ女性だったんだと思い直しました。
その日の夜だったか、オットもあの人女だったんだねなんて言ってました。

その二人とは、食事の時に同じテーブルについたこともなく、どこかで特に会話を交わしたこともありませんが、
バスの中では通路を挟んだ隣に座ったので何となく観察してしまいました。
別に会社の同僚とか親戚とか女同士と言えどもおかしなことではないと言えばないのですが
どう表現したら良いか、何かが違うのです。

まあしかし、そんなことも見える間だけ気になることで観光してる間はすっかり忘れていました。

ところが、何の縁か帰りの飛行機の座席が私の隣が例の大柄なお姉さんだったのです。
三列シートで窓際がオット、続いて私、そして通路側がお姉さん。
そして小柄な方の彼女はお姉さんの真後ろの席。
退屈な飛行中にまた見るともなくお姉さんを観察してしまいました。
顔のわりに手が女性っぽいこと。
アルコールは強いこと。食べ方も豪快でおおざっぱであること。

後ろの彼女が事あるごとに前のお姉さんには話しかけているようでした。
彼女は機内食についていたオレンジの皮をむいてお姉さんに渡したり、自分が少しだけ飲んだ白ワインを渡したり。
二人で機内販売の購入に席をはずして30分ほども帰ってきませんでしたが
帰って来てしばらくしたら今度は彼女はシャンパンをもらって来て
「お疲れ!」と言ってお姉さんに渡すなど甲斐甲斐しいことでした。

世の中には見えることと見えないことがあります。
百聞は一見に如かずといいますが、見えることが全て真実でもありません。
そして理解できないこともたくさんあります。
百人十色でいいのです。
そうです。いいじゃないの、幸せならば…です。
by delicayumama | 2011-12-02 15:57 | Voyage