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夫婦で営む小さなバーの厨房から見える悲喜こもごも・・・


by delicayumama

梅雨寒

今朝の目覚めは不思議な感覚だった。
これはなに?と考えたら、ああ、同窓会の翌日の感覚と似ていることに気付いた。

それはそうだ。
昨日、同級生と同級生のお見舞いに行って、短い時間だったけど昔話もしたからだ。
お互いの記憶の曖昧さに笑い合ったりもした。

私達が病室の扉を開けたとき、その部屋の主はなんとベッドの上でストレッチをしていた。
パジャマ姿でヘアースタイルが変わってなければ病人でないように見えるほど元気そうに見えた。

本当は昨日の朝からあれこれ考えては涙ぐむほど、最初になんと言葉をかけるか悩んでいた。
一人で行くかどうかも迷ったが、入院してる同級生の奥さんと高校時代の友達と聞いていた同級生を思い出し、無理を言って時間を作ってもらい一緒に行ってもらったが、彼女のおかげで自然に話ができた。
二人でしっかり笑わせて来られた。

闘病中の同級生は月末に一時退院をして来月再入院のあと最後の治療を受け、八月末には退院できる予定。
私が夢に見た今年の一月から五ヶ月、苦しい治療に耐えてきた。

企業戦士で生き抜いてきた彼に神様が与えてくれた長期休暇と思う。
退院後も年内は自宅療養するらしい。
救急搬送された初期のころは、やはりいろいろなことも考えたり覚悟もしたようだ。
マラソンしたり体力には自信があったのに、自分でもなぜこんなことに?と思ったとか。
夫婦のこと、子どものこと、親のこと。
山ほど考えたに違いない。

彼の入院は私達同級生にもまた考える時間を与えてくれたように思う。

昨日、病院に同行してくれた同級生のお土産。
彼の奥さんの大好物らしい。
残念ながら奥さんは東京のご自宅。
奥さんの分はナースステーションにいってしまった。
それを知った奥さんはたいそう悔しがったそうな。
うちはしっかりいただきました。
ご馳走さまでした!
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by delicayumama | 2012-06-21 14:59 | Un jour de pluie(雨の日