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夫婦で営む小さなバーの厨房から見える悲喜こもごも・・・


by delicayumama

嫌なヤツ

歩きたばこをする人
声の大きな人、女子供相手に声を荒げる人
他人にオマエとかアホとか言う人
女性に優しくない人


今思えば、一杯のビールに釣られて会話をしてしまった私がアホやとわかります。
古いお客さんですが、もともとはマスターが会社勤めをしていた時のお客さんで、マスターを気にいって来てくれてる人だと思います。
でも私は第一印象からこの人は悪かったです。

最初に書いた私が嫌なヤツの条件の三つを満たしている人で、この16年の間に何度か衝突しかけたこともあります。
この人が来ても私は最低限のことしか言わず厨房に引っ込んでいた時期もあります。
だけど頻繁ではありませんが店に来てくれるので、ここ最近は人には添うてみよと自分なりに何度か思い直してお愛想も言うようにしてきました。


昨日も雨の中来てくれたので上着をハンガーに掛けたり、職場の若い女の子を二人連れて来たので可愛いわねなんてお愛想も言いました。
そのうち料理の注文が続いたので私はしばらく厨房に篭りっきりになりました。

ようやく一段落して表に出た時にその人が「ママにビール一杯やってくれ」とマスターに言いました。
それは喜んで乾杯させていただきました。
ビールをいただいたらビールがある間はその人のそばで飲みながら会話に加わるのが礼儀だと思っているので、若い女の子も交えてたわいのない会話を四人でしていました。

何の話からか忘れましたが、その人が一人の女の子に「オマエには将来がない!」と言いました。
私から見たら娘のような年齢の女の子にそんなことを言うなんてと思ったし、その場にいる私の立場からすると
「そんな可哀想なことを言ったらいかん」みたいなことを言って当然ではないでしょうか?違います?

急にその人は怒り始めました。
「なんも知らんのに黙っとけ!」みたいな内容を何回か繰り返したあと、いくら親しくてもこっちは客なんやから一線を敷いて喋れとおっしゃる。

話は前後しますが、昨日は雨で外の気温は低かったのですが店内は蒸し蒸ししていました。
その人は来るなり暑い暑いと言うのでマスターがウチワを渡しました。
でも結局エアコンをドライにして店内は快適な環境になったのに、その人はずっとウチワで自分を煽いでいたので女の子の一人がまだ暑いの?と聞きました。
私が「おっちゃんは一度扇ぐと止まらないのよ」と言ったのも気にいらなかったようです。
客のことをおっちゃんと言ったと。

お言葉を返せば、この人は人のことをオマエと言い、合いの手のようにアホかと言う。
私もオマエとアホを何度も言われてましたから。

私は反論する言葉を山ほど持ち合わせていましたが、一応お客さんだし若い女の子の前でこんなおっちゃん相手にケンカするほどアホではないつもりです。

女の子の口ぶりからおっちゃんが嫌われているのはわかってました。
おっちゃんは話の合間に女の子の顔をウチワで何回も叩いたりもしました。
それも気になっていましたが、ここで反論したら私はこの人と同レベルの人間になってしまう。

ものすごく嫌な空気が数分?数秒流れました。
女の子もどうしたら良いかわからない様子でした。
誰が口火を切ったか忘れましたが、鬱陶しい話は終わりました。
そして帰っていきました。

16年も商売をしていたら、こんなことも何度かありました。
苦手な人には近づかないようにしよう。
うっかり気を許して何度も痛い目に会っているのに、なぜ私にはそれが学習できないのか。
それが一番腹の立つことです。
自分自身が変わらないのに相手にそれを求めてはいけないですね。
私は私の性格も大嫌いです。

今朝のマゴちゃん
まだ恥ずかしそうに葉っぱで顔を隠しているように見えます。
そして!
その根元がまたプクッとしているではありませんか!
ますます盛んなごいちくんです(笑)
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by delicayumama | 2012-10-18 10:47 | Invité(お客様)